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人間ドックの内容と料金に関して

人間ドックの内容と料金に関して
近年、日本人は生活が豊かになり、平均寿命が延び、さらには食生活が欧米化してきており、一生のうちに生活習慣病など様々な病気を患うようになってきています。日本における医療費は年々増加しており、国家としても、あらゆる疾病の予防に重点を置く、セルフメディケーションの考えを普及させていっています。予防の観点からすれば人間ドックなどの検査を重要視するようにもなってきています。特に近年は検査技術も発達してきており、あらゆる疾患の早期発見早期治療が可能となってきており、今まで治らないとまで言われていた疾患も完治するようになってきています。
人間ドックの内容ですが、まず血液検査を行います。血液検査では、基本的には血糖値、HDL、LDLコレステロール値、尿酸値などの生活習慣病に関わるもの、AST、ALTなどの肝機能に関するものなどが検査されます。またオプション検査でPSAやCEAなどの癌マーカーの検査も受けることができます。ただ現在の癌マーカー検査では癌初期に癌を発見することは難しく、ある程度癌組織が大きくなってから検出される場合が多いです。早期発見の観点からすれば、MRIやCTなどの形態学的検査には劣っています。ただ近年早期発見用の検査も研究開発されているので今後より優れた検査法が利用できるようになるかもしれません。
また胃のX線検査または胃カメラによる胃の検査を行います。X線検査の場合にはバリウムと発泡剤を飲むようになります。これによって胃表面の組織の変形を探し、胃がんや胃潰瘍を検出することができます。
胸部に関してもX線検査が行われます。胸部にX線検査では主に肺の検査が行われ、肺炎や肺がんを検出することができます。
心電図の検査を行います。心電図検査では不整脈だけでなく、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患を検出することができます。
そして血圧、視力、聴力、心電図、肺活量などの検査を行います。肺活量に関しては喘息や気管支炎、COPDを検出することができます。
そして医師による触診、問診が行われる場合が多いです。
基本的な内容は以上で、あとはオプションで様々な検査を受けることは可能となっています。
また脳ドックの場合には、頭部MRIやMRAが行われます。MRAは血液中に造影剤を投与することによってMRIの画像に血管像を映し出すことができる検査で、血管奇形や動脈瘤を検出でき、脳出血、くも膜下出血の予防につながります。また血管の狭窄も検知することができるので、脳梗塞の検出、予防も行うことができます。
気になるのは人間ドックにかかる料金です。人間ドックは病気で検査をしているわけではなく、病気の予防のために検査をしているため、検査費用の全額が自己負担となります。また保険適用ではないため、検査費用は医療機関が自由に設定することができるため、料金は様々です。安い医療機関においては、35000円程度で基本的内容は行うことができます。ただし、医療機関によっては10万円を超えるところも多数あります。料金に関しては、各医療機関のホームページで確認できる場合が多いので、料金をなるべく安く済ませたい方は調べてみるといいでしょう。ホームページに掲載されていない場合には電話で直接問い合わせれば、確認できます。
しかし料金が安ければ満足できるか、と言えば必ずしもそうとは限りません。人間ドックを受ける医療機関によっては、検査機器の精度が異なったり、検査機器によって痛みなどの苦痛を軽減できたりする場合もあります。また混雑具合も異なるため、検査全行程にかかる時間も変わってきます。料金だけでなくもっと広い視野を持って検査機関を選択するといいでしょう。